お久しぶりです。いかです。
もう本名でもいいのですがこっちのほうが気が楽だなあとか思ってます。
さてタイトルについてですが、この度はれて医師の初期研修を無事終了することができました。と言っても日常生活が激変するわけではなく、いつも通りの日常を過ごしています。
でも一つの節目として、これまでの研修生活について少し振り返ってみようかなあ、なんて。
僕が初期研修をした病院は都内の2次救急病院でした。(2次救急ってのは生命維持に直結するほどの状態ではない、もしくはその可能性があるが症状がそこまで強くない場合などの患者さんが来る病院の事です)
病院全体として地域医療に力を入れていて、地元の人たちの日常生活を守るための医療を提供する、といった感じの日々でした。
僕は小さい頃、おじいちゃん、おばあちゃんに育てられたという経緯もあって、医師になってからはご年配の方とお話ししながら診察をしていくのがとても楽しかったです。
これは医師に限らずさまざまな職種において言えることだと思うのですが、働き方や人との向き合い方にいろんなやり方や得手不得手があると思います。医師として仕事をしていく中で、人とどういうふうに関わっていきたいかが今一度クリアになった気がしてます。
ちょっと仕事に関するお話をすると、僕は昔から一般的に慢性疾患と呼ばれる緊急度の高過ぎない疾患に興味がありました。僕の研修病院では、ある程度見たい疾患や手技などの希望を伝えることができたので、初期研修期間は各診療科で慢性疾患と呼ばれるものや、基礎的な手技を経験させてもらえることが多かったです。
あとやっぱり初期研修を通して大きな印象としてあげられるのは、僕ら世代の研修で欠かせなかった要素の一つ、コロナウイルスの蔓延。
せっかく東京に出てきて都会の生活だー!!!みたいなことは1ミリもなかったですね。
外食とかも出来なかったし、飲み会などもなかったためほとんど家でゲームしてましたね。
医療の内容に関してはコロナ前を知らないこともあって、逆に新規感染症に適応していく医療体制しか見ることがありませんでした。僕からしたら医療とはそういうものなのだって感じで頭にインプットされつつあるのですが、上級医の先生方からしたら、普通の研修が出来なくてかわいそう、と言われることもありました。幸い僕自身はこういう環境もプラスに捉える性格なので、あんまり気になりませんでした笑
あと、初期研修通してとてもいい環境だなって思えた事として本当に病院内のスタッフの人たちが優しかった。マジで。
初期研修は看護師さんにイジメられるとかいろんな噂があるけれど、自分のところはそんなこともなく、上級医の女医の先生が「ここはホントにみんな優しいから!こんな環境なかなかないから!」って熱く語ってたのを今でも思い出します。
今日は真面目な内容が多くなっちゃったけど、今までお世話になってきた人たちのことを振り返るとどうしてもこんな感じになっちゃうな。
たくさんの人の助けのおかげで無事初期研修を終えることができ、関わってくれた方々には本当に感謝しかないです。
色々あったけれど、東京に来て働き始めていろんなことを経験できて、いろんな縁にも恵まれたおかげで今も楽しく医師生活を送れています。
また明日からも医師として頑張ります。
では。